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ALL WILL BE ONO.

スタンダード環境を席巻!?サカイリョウの「黒に染まりゃいいんだよ!」

皆さんこんにちわ、Onogamesです。

チャンピオンズカップのフォーマットに指定されたことを受け、ここ数カ月はパイオニアが盛り上がっていましたね。

いつもは見る専の私もデッキをまるまる購入しパイオニアを遊ばせていただきました。高いカードパワーと多くのアーキタイプが作る環境はなかなか飽きがこず、参加した大会ではドロップせずに最後まで戦うことが多かったですね。やったことないぜって方は参入をご検討ください!

 

さて、そんなチャンピオンズカップですがサイクル2の概要が発表されました。

https://ssl.bigmagic.net/championscup/home_cycle2?cycle=2

次のフォーマットはスタンダード!

 

今日の記事はそんなスタンダードの記事となっております。筆者はサカイリョウさん。

 

内容は現スタンダード環境を席巻する黒いカードについてです。今からスタン始めるから感覚だけでもつかんでおきたいなって方はぜひご一読ください。

 

黒単アグロでミシックいったので各カードを語りたいだけの記事Ryuumeiさんのデッキがバチ糞強いから紹介したいだけの記事

 

黒アグロ、回すの楽しくて遊んでいるうちにミシック行ったので備忘録的に感想をまとめました。

 

・デッキはジャパンオープン11位のryuumeiさんのデッキ

https://ssl.bigmagic.net/championscup/home_cycle2?cycle=2

・環境初期はだいたいryuumeiさんのデッキをまわせばいいんじゃねっていう
・最近は《夜明けの空、猗旺/Ao, the Dawn Sky》とか増えたから追放除去取った方が良いかも

・それでもジャパンオープンの時のレシピなのに現在でも全然色褪せない
・それくらいの完成度のデッキをジャパンオープンの時に持ち込んでるのは本当にすごい

・ミシックまで10時間くらいで走り抜けたけど勝率は70%くらい、
・先手のときは74%だから、先手の時はバリ強い



進化した潜伏工作員/Evolved Sleeper


マナフラ対策、リリアナ対策にもなるただ強カード。アグロで使いたいからデッキの方向性にもピッタリ!

リリアナ対策って、出るターンまでにクリーチャーを2体以上並べるっていう単純な答えがあるんだけど。これなら1ターン目こいつ、2ターン目2マナのクリーチャー出すだけで達成できる。いずれかのターンに3マナで動いたって良い。

能力多いけど序盤はハンドを使う方優先する。

リリアナ対策の置物って感じでもヨシ。
もちろん後半はカード引けるから強い。
序盤も後半も強いカードは入れ得。
たいていは《切り崩し/Cut Down》やショック系の的だけどそれでも入れる。


《しつこい負け犬/Tenacious Underdog》


こいつもマナフラ対策、リリアナ対策にもなるただ強カード!
2/3/2のレシオもいいし、銀行破りに乗れるのもヨシ。
リリアナマウントを奇襲で返せるの場合があるも良い。引いたカードは捨てさせられがち。

奇襲の際にライフ2点を支払う必要があるから、相手に使われる場合はライフを詰めて使われにくくする。テキスト読み上げてるだけに見えるけど、意識するとプレイも変わってくる。


《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》


想像以上に広い範囲で刺さる墓地対策。
《ギックスの残虐/The Cruelty of Gix》 でファッティ釣るデッキとかに刺さる。
フラッシュバックや、《傲慢なジン/Haughty Djinn》とかこっそり墓地を見るカードは多い。

除去態勢もあり、そこそこのサイズで銀行破りにも乗れる。
護法での除去態勢は完全じゃないものの終盤にくるリリアナや絶望招来でのアド勝負を有利に進めてくれる。

 

《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》

テキスト通りのただ強カード、4マナレジェンドだし、4枚は無いと思っていたけど、場に残ってれば勝ちなので4枚。
相手も除去ってくるし、攻撃すれば不利なブロックで相打ちしてくれる。
不利な相打ち後に2枚目出すのは気持ち良すぎる。今環境はこのためにマジックしてるんだよな。
《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre》が環境の全体除去な事もタフネス5のシェオルには追い風で。シェオル以外を食肉鈎してほぼ勝ちみたいな状況になりがち。
赤系はタフネス5は焼けないけど3点火力あるからチャンプアタックはケアしよう。
シェオル→絶望招来2ドロー(4点ゲイン)で赤系はだいたい爆発する。
シェオル、銀行破りのみの盤面の時、リリアナケアして攻撃しない選択肢を取ることは多い。(リリアナに合わせて銀行破りに乗って銀行破りをサクる)。
あと放浪皇っぽい時も攻撃しない、相手は放浪皇で追放したいと無限に思ってる。

つまりシェオルはあんまり攻撃しない。


《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil


このレシピだと2枚になってて、このレシピの完成度の高い所だと思う。
その枠は《冥府の掌握/Infernal Grasp》になってて。《冥府の掌握/Infernal Grasp》で良かった盤面が無限にある(そっちの項目で書く)
強いんだけど、重なってもそんなに強くないし、相手もみんなリリアナ対策取ってて効果的じゃない事が多い。
それでも1マナ生物、2マナ生物、3マナリリアナでマウントの動きは強いから0枚にはしなさそう。
基本的にリリアナプラスから入るのは美味しくないのでマイナスから入る時に出す。
リリアナプラスの忠誠度4は、返しの銀行破りの攻撃で落とされるのは環境の設計の美しさを感じる。
リリアナプラスの一番強い使い方は、「墓地利用して~」とかじゃなくて、自分のハンド0枚で相手だけ捨てる様にすること。
リリアナプラスは使わない選択肢があることを考える、自分も捨てる場合にはしっかり考える。
リリアナは忠誠度1の状態は基本何もしないから、相手のリリアナは返しで落とさない選択肢があることを考える。
相手がミッドレンジ寄りならば、リリアナへの攻防でダメージレースを有利に持っていこう。


《切り崩し/Cut Down》


全然当たらない除去だけど、アグロだと1マナなのが本当に助かる。
エンドに除去って、メインでリリアナで本命を落とすとかが王道の使い方か?
相手もそんなにケアしてこない(これをずっとケアしてたらゲームにならないけど)からシャクりやすい。
奇襲で殴ってきた負け犬は気持ち的に除去しにくいけど、これで落としてテンポ取ってついでにダメージレース捲ろう。
たまに食肉鈎でマイナス修正された3/4とか4/5とかに当たるのでそれは忘れないようにしよう。


《冥府の掌握/Infernal Grasp》


このリストだと4枚取ってて、リリアナを押しのけての採用されている。
インスタントの万能除去は色々欲しい盤面が多くて
・複数ブロックのコンバットトリック
・相手のシェオルにアップキープで除去
・リリアナ対策でトークンとかまみれの中の本命を除去
・銀行破りドローとの2段構え
基本的に近代MTGはクリーチャーで殴って勝つので、除去が腐る場面はほぼ無い。
これ持っててシェオル出そうなターンは次のアップキープに止まる様にしておく、シェオル出てから止まるとこ押しても遅いので注意、MTGAを飼い慣らしていけ。

※編集者注 MTGAの仕様でドロー前に冥府の掌握を打ちたい場合はシェオルドレッドが着地する前にアップキープを飛ばないようにする必要がある。


《絶望招来/Invoke Despair》


黒単の存在意義的なカード、ミラーとかはこれの枚数勝負になりがち。
エンチャントに触れるのが本当に強くて、相手はリング系除去を使いたくないよね。
《鏡割りの寓話》がどの状態でも触れるのもヨシ。
5マナソーサリーみたいなビッグアクションは打ち消されるのが弱いけど、アグロなら事前に盤面で圧をかけられるからヨシ。
戦闘時に《放浪皇》が降ってきた返しの第二メインフェイズで放浪皇もろともとかはありがち。
アグロでの活用の場合、ミッドレンジと違い盤面の圧があるから、《かき消し/Make Disappear》とかのカウンターを4マナまでに使わせて5マナでこれが通るとかもありがち。
とはいえ《かき消し/Make Disappear》 ケアして7マナから打つことは多いので土地はしっかり置こう


《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster》


黒単アグロが許されているマナフラ対策、リリアナ対策、アタッカー枠で4枚。
2枚とかの弱腰採用をよく見るけど、マナフラ対策のリリアナ対策の全除去対策と考え強気で4枚使いたい。
後手2ターン目にクリーチャー出しても、返しのリリアナで面白くないなーって時に出しやすいのがとても良い。
場にあると後続の《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》とかシェオルを出しやすいのが良い、リリアナで除去したい奴らの身代わりに。
リリアナをケアして搭乗出来る状態で殴らないで返す選択肢も考えよう。


《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre》


アグロが使う調節できる全除去はやばい、ただ盤面出来てからのカードなので2枚。
墓地の侵入者/Graveyard Trespasser だけ残して-2/-2とか、シェオルだけ残して-4/-4とかやりがち。その時は火力や《切り崩し/Cut Down》が当たるようになるので気をつけよう。
相手が除去コン的なデッキのときはX=0で出してライフ詰める置物になる時もある。

 

《道路脇の聖遺/Roadside Reliquary》


マナフラ対策枠、1枚ならばこいつのせいで絶望招来が打てないことはないので入れ得。そんなに使わないけどアンタップインのはこれくらいしか無い。


《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire》


2枚は少しリスクあるけどメリットのが大きいんだと思う。
マナフラ対策土地はいつの時代も強い。
《ギックスの残虐/The Cruelty of Gix 》で、こっちのシェオルとか釣ろうとしてくるやつを回収してシャクれるので覚えておこう。
シェオル居るとインクのシミの効果で3マナで打てるのも忘れないようにしよう。
レジェンドだから2枚目出さないように気をつけるけど、いざとなれば1枚目をマナ出してから2枚目出せるよ。

 

《沼/Swamp》 23枚


この環境はみんなタップインで多色で上手ぶりたいけど、アンタップインで毎ターンマナカーブ通りに動いていくほうが強い。

 

 

デッキ全体・アグロデッキだけど、かなりマナフラ対策が入っているので、ただ土地引きすぎて負けになりにくい
・久々に見る後半も戦えるアグロデッキだと思う
・最近はどのデッキもミッドレンジってなるけど、負け犬や絶望招来とかアグロで使ったほうが強いカードはアグロで使いたいよね

 

サカイリョウ

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