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ALL WILL BE ONO.

PPTQ突破!!佐藤啓輔の「俺がBGミッドレンジだ!!」

皆さんこんにちは!Onogamesです。ご無沙汰しており申し訳ございません。気づいたらPTも終わり新スタンダードからも新の文字が消えかかっております。

 

今回の記事はPT前に行われたPPTQの記事となります。PTで環境が変わってしまうかもしれませんが、参考になれば幸いです。

 

投稿者はHareruyaHopes佐藤君です。

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佐藤君の記事をお楽しみください。

 

1,はじめに

こんにちは。HareruyaHopes佐藤啓です。

今回は11/4にカードボックス青馬堂書店矢向店で行われましたPPTQロンドンを突破しましたので、再びこの場をお借りして記事という形で使用したデッキや対戦レポートについて記事を書かせていただきました。

よろしくお願いします。

※余談ですがPPTQは今回がラストだそうですね。

 

2,デッキ選択まで

今回のPPTQロンドンのフォーマットはラヴニカのギルド参入後の「スタンダード

ラヴニカのギルド発売後約一か月経ちますがメタの回る速度が速い速いッッ

先週勝ったデッキは今週は思うように勝ててないような状況が続いておりました。

それでも一か月経った現在は有力なデッキは下記のように絞られつつある印象です。

Tire1

・BGミッドレンジ

・URフェニックス

・ジェスカイコントロール

・ボロスエンジェル

・赤単アグロ

※プロツアー前に書いてます

前環境のBRアグロのような絶対的な王者はまだ存在せず、しのぎを削っていますね。

今のスタンダードを始めるのであればこれらのTire1デッキから選択するのが良さそうです。

そして今回自分が使用したのはBGミッドレンジです。

選択理由は、Tire1のデッキをすべて試した上で、一番感触が良かったとか、
メタ上の立ち位置が良さそうとかの理由ではなく、単純にパワーカードが沢山使えるからに尽きます。

環境にあるデッキを万遍なく使用して、最適なデッキを導き出せれば言うこと無いのですが、細かい部分を調整する時間はおろか、それぞれのデッキを使用する時間も取れなかったため、完全に好みの選択ですね今回は。

プレイング等も元々BG系のデッキをフォーマット問わず頻繁に使用してきたので、特に問題は無かったです。


3,BGミッドレンジとは?

既にご存知の方も多いでしょうか、IXN~GRN環境におけるBGミッドレンジについて、簡単に説明します。

序盤は探検クリーチャーでアドバンテージを得つつ、盤面を構築し、中盤~終盤にかけてパワーカード連打して制圧するデッキになります。

採用されているパワーカードは主に以下の通りです。

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ビビアン・リード PW

 

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秘宝探求者、ヴラスカ PW

 

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殺戮の暴君 7/6 打ち消されない トランプル 呪禁

 

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最古再誕 英雄譚

他にも色々ありますが、どのリストも上記のカードはメインかサイドで見かけますね。

過去のジャンドのようにパワーカード使いたい方に薦められるデッキです。

 

4,デッキ構築

今回のデッキ構築についてです。

一口にBGミッドレンジと言っても2種類が存在します。

それはマナクリ―チャー採用型かマナクリ―チャー非採用型です。

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環境当初はマナクリ―チャーが全く入っていないタイプが多かったですが、今はマナクリ―チャーを採用したタイプが主流な印象です。

この2種類の差について軽く触れさせていただきます。

マナクリ非採用型

土地の枚数が若干多く、マナクリの枠に軽量探検クリーチャーシナジーが採用されている。アドバンテージが稼ぎやすく序盤からクリーチャーによって盤面を支えることができる。

マナクリ採用型

マナクリの分、パワーカードを際序盤からプレイすることができる。

 

上で述べたように、パワーカード連打を目的にBGを選択しておりますので、マナクリーチャー採用型のBGミッドレンジを使用しました。

デッキリストはコレッッ!!

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Main
2 Karn, Scion of Urza
2 Vivien Reid
1 Vraska, Relic Seeker
2 Carnage Tyrant
2 Golgari Findbroker
4 Jadelight Ranger
4 Merfolk Branchwalker
2 Midnight Reaper
2 Ravenous Chupacabra
2 Wildgrowth Walker
2 Find/Finality
2 Assassin's Trophy
4 Vraska's Contempt
2 The Eldest Reborn
9 Forest
2 Memorial to Folly
4 Overgrown Tomb
4 Llanowar Elves
4 Woodland Cemetery
4 Swamp

Side
1 Wildgrowth Walker
1 Carnage Tyrant
1 Dead Weight
4 Duress
2 Golden Demise
2 Thrashing Brontodon
2 Deathgorge Scavenger
1 Phyrexian Scriptures
1 Arguel's Blood Fast


5、カード選択理由

上で述べたように今回はマナクリ採用型のBGミッドレンジを使用しました。

ノワールのエルフに加えて1/3まで採用した8マナクリ体制のBGミッドレンジも在りますが、マナクリを固め引いた時に弱そうなのでマナクリーチャーはラノワールのエルフ4枚に留めています

メインボードの特徴としては殺戮の暴君と2枚のカーンといったところでしょうか。

殺戮の暴君は元々秘宝探究者、ヴラスカの枠でしたが、ジェスカイが環境に増えていることや、ミラーでも強いという理由でメインから2枚採用。

2枚のカーンはゴルガリの女王、ヴラスカと散らしていましたが、ゴルガリの女王、ヴラスカが4t目に出しても強くない場面が多く、アドバンテージを稼ぎつつ、パワーカードを探しに行けるカーンを優先。

2枚採用する事で、1枚目で追放したカードも手札に加えることが可能になるのはいいですね。

サイドボードはミラー、ジェスカイコントロール、イゼット、アグロをそれぞれを広く浅く見た内容になってます。珍しいのはファイレクシア教典でしょうか。

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ミラーや、ボロス天使などの遅めのミッドレンジデッキには良く効きます。カーンとも相性が良いのは嬉しいポイント。(トークンが生き残る

打ち壊すブロントドンは解呪能力はもちろん、サイズも優秀なので結構活躍しました。

轟くクラリオンが環境にあるためタフネス4以上は価値が高そうですね。


6、対戦レポート

それでは簡単にですが対戦のレポートになります。

参加人数が約60人で、スイスラウンド6回戦とシングルエリミネーション3回戦。

優勝者がRPTQの権利を得ることができます。


R1 URアグロ 〇〇

g1とg2ともにパワーカードを展開し続けて勝利

 

R2 BRバーン 〇×〇

M19の3点ドレインまで入ったかなり前のめりなバーンでした。

g2は危険因子連打で落とすが、g3はタイラントまで繋げて勝ち


R3 WR天使 〇〇

g1は相手がフラッドでタイラントで殴り勝ち

g2は除去で捌いてPWで蓋して勝ち


R4 WGミッドレンジ 〇〇

g1とg2共にマナクリからパワーカードを連打して勝ち


R5 ID


R6 ID


スイスラウンドは4-0-2の5位で抜け

最終ラウンドは決勝ラウンドの先手を取るためガチっても良かったけど、疲れていたのでIDを選択。

 

決勝ラウンド

QF Rtbg ミッドレンジ ×〇〇

g1はタイラントとPWが盤面を制圧していたため勝ちを確信していましたが、ある組み合わせで一気に捲られて敗北・・・

それはゴブリンの鎖回しと席次+石像の組み合わせ!

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接死の付いたゴブリンの鎖回しがこちらの盤面を崩壊させそのまま敗北。

まさに疫病風・・・(´;ω;`)

流石に目玉が飛び出ました。

g2とg3は消耗戦になるが何とか勝ち。


SF BGミッドレンジ 〇×〇

パワーカードの叩きつけ合いで長時間に及ぶ試合に。

g3はお互い土地が詰まったけど、先にこちらが抜け出せたので展開して勝利。


F セレズニアアグロ 〇〇 BIGs 吉森さん

g1は相手の土地が3枚で暫く止まり、相手の攻勢を捌きつつPWとタイラントに繋げて勝ち

g2は序盤のベナリア史連打を黄金の死を絡めて何とか捌くも、次に出てきたのが不滅の太陽。
かなり苦しい状況だったが、何とかブロントドンを引き込み持ち直す。
その後置物系はブロントドンの使いまわしや暗殺者の戦利品で対処し、PWと生物で盤面を構築して相手が暫く白マナしか出なかったこともあり勝ち。

というわけで優勝ッ!!RPTQの権利を得ることが出来ました

1日通してちょっと不利なジェスカイコントロールに当たらなったのは運が良かったですね。


7、終わりに

今回はBGミッドレンジを使用してPPTQを突破したレポートを書かせていただきました。

BGミッドレンジはとにかくパワーカードを使いたい方にお勧めのデッキです。

今回は「」ではなくどちらかといえば「」寄りのデッキ選択になりましたが、良い方向に転んだのでついていました

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特に活躍したのは殺戮の暴君ですね。

想像していたよりも、ミラーで打ち勝つためのキーとなる生物でした。

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コンセプトの一つであったノワールのエルフも大活躍

序盤に出せるのが1番強いことに間違いないのですが、中盤以降も余ったマナで2アクション取れたりするので侮れません。

BGミッドレンジは仮想敵を何に設定するかでメインボードもサイドボード全く違う形になるので、グランプリに備えて色んなデッキを使用しつつも、BGの研究も怠らないようにしようと思います

プロツアー後のメタゲームがどうなるかは分かりませんが今のスタンダードは面白く、
やり込みがいのある環境だと思いますので、メタに合わせつつもいろいろ試すのがいいと思います。


ここまで長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。

次回の大型イベントはGP静岡になります。

自分はレガシーとスタンダードの両方にレジストしました。

願わくばそこで好成績を残してまたこの場でお会い出来ればと思います。

ではまた!

 

佐藤啓