皆さんこんにちは!そしてはじめまして!OnogamesのOnoです。
メンバーのみんなと違いなかなかMTGで勝てないため記事を書く機会がありませんでした。昨晩、WotCより大きな変更のアナウンスがありましたね。今回はそちらに付随した記事となります。
昨日色々あったので復活。1分でわかる昨日の発表。#はまNEWS pic.twitter.com/L8rAOafgQS
— はまさん@はま屋 (@ziguyan) 2018年10月4日
なんと!GPバンコクが戻ってきました!バンコク(タイ王国)では実に6年ぶり5回目の開催となります。タイ王国の皆さんおめでとうございます!※2019/10/11開催予定
Onogamesのブログでは幾度かバンコクのカードショップオーナー「シャニンさん」の記事を公開させていただいております。それらを翻訳、編集させていただく中で、彼らのGPバンコク再開への熱い想いを強く感じておりました。
バンコクのMTGショップオーナーShanin Paisalachpongの「Organizing Nationals Thailand 2018」 - Onogames
バンコクのMTGショップオーナーShanin Paisalachpongの「Q&A and another Q」 - Onogames
バンコクのMTGショップオーナーShanin Paisalachpongの「Glimpse of MtG Life in Bangkok」 - Onogames
-そして、GPバンコク開催決定。一晩経っても興奮冷めやらず、この記事を書くこととしました。まだまだ先の話ではありますが、気持ちをぶつけるところが欲しかったのです。
記事をお楽しみいただければ幸いです。
1.はじめに-タイ王国
タイ王国(以下、タイ)は日本から飛行機で6時間ほどの距離にある東南アジアの国です。時差は2時間。観光業や農業が盛んであり、穏やかで親切な国民性から「ほほ笑みの国」と呼ばれています。笑う犬シリーズのコントでおなじみの「パタヤビーチ」もタイの有名な観光地です。ガパオライスやトムヤムクンなどのタイ料理を食べたことがある方も多いのではないでしょうか?昨今のパクチーブームもタイ料理が発端でした。
日系企業も多数進出しており、2017年海外在留邦人ランキング「4位」で7万人と多くの日本人がタイに住んでいます。
幸いなことにタイからもたくさんの方が日本に来てくださっています。2017年訪日外国人客数国別ランキング「6位」約100万人!
タイのポップミュージックは日本や韓国へのリスペクトが強く、流行りのものはこれらによく似ています。
最近ですと、恋するフォーチュンクッキーがまさかの大人気で、街中で流れています。K-POP大ブームの中での大健闘です。
GPバンコクはそんなタイの首都バンコクで開催されます。世界一名前の長い都市として有名ですね。※多くのタイ人がバンコクの正式名称をそらで言えます。小学校等で習うのでしょうか?
また、バンコクは非常に安全な都市です。油断は禁物ですが、夜中に出歩くことも容易です。ラーメン等日本食も多く、海外旅行初心者におすすめです。
2.空白の6年間
そんなタイはバンコクですが、6年もの間GPが開かれることがありませんでした。なぜか?個人の見解ではありますが、シャニンさんの記事その2をご拝見いただければなるほどと思っていただけるかと思います。
-リンクより抜粋
Question 3 – From a twitter user
なぜGPバンコクは開催されないのですか?
私はこの質問へ綺麗に回答したかったのですが、実際の問題を隠して回答することはできないと考え回答させていただきました。
私達タイ人もう一度GPバンコクを開催したいと本当に強く思っていますが、同時にそれが難しいことも深く理解しています。
第一に、タイには難しい政治情勢が非常に多くあり、多くの国々はタイが安全ではないと感じています。 以前は、デモや暴動も多くありました。 その後、現在の軍事政権が戒厳令を発給して以来、いまだに新しい政府は発足しません。 現在私たちは何も問題の無い平穏な暮らしを送っていますが、外部の人はタイが安全だと感じていません。 私はタイの政治的不安定さが近年GPバンコクが開催されない主な理由だと考えています。
また、Channelfireballが世界中のGPをウィザーズから引き継いだとき、状況は悪化したと感じています。私は彼らの事を何も知らないので現在色々と勉強中ですが、ウィザーズと比較してGP主催者としての姿勢は全く異なると考えています。GPはビジネスとして、収益性が非常に重要になりました。
私は、タイが「GPを開催すべき国」のリストの最下部にいると考えています。タイは政治が不安定なだけでなく、シンガポール、台湾、香港などの近隣諸国に比べると市場規模がまだまだ小さいのも大きな要因です。
トーナメントの主催者として、大型イベント(RPTQ、国別選手権など)を開催して、多くの人が参加できるようになるべく最善を尽くしています。 これは、タイがGPのような大きなイベントの準備ができていることを示す意味もあります。 今年は国別選手権に招待された選手の数が大幅に増加したため、状況はかなり良くなっています。 昨年は210人しか招かれませんでしたが、今のところ278人が招待されています。前回の記事に書かせていただきましたが、タイの歴史の中で最大のローカルトーナメントを持つようにまでなっています。 CFBがこれを考慮に入れるかどうかはわかりませんが、何もしないよりもはるかに良いはずです!がんばるぞ!
満願叶ったり!
さて、いざ開かれることとなったGPバンコクですが、タイでMTGってどうなの?詳しくはこちらもシャニンさんの記事その1、2、3をそれぞれ拝見していただけますと理解が深まるでしょう。※リンクばかりで恐縮です。
過去記事をダイジェストでお送りします。
・プレイヤー人口:推定600人、1/3が競技プレイヤー
・よく遊ばれるフォーマット:スタンダード、EDH
-リンクより抜粋
EDH/Commander
おそらくトーナメント開催数はスタンダードとブースタードラフトが最も多いかと思われますが、EDH/Commanderはそれらとは別に最も人気があるフォーマットです。スタンダードのローテーションシステムに追いつくための時間を作るのが難しい(少し年齢の高い)プレイヤーのグループにプレイされています。
また、独自のEDHカルチャーやルールが各グループ毎に隠されています。あなたがとあるショップに行ったとしましょう、そこでは青の呪文だけを唱えるプレイヤーが4人集まりカウンターを打ち合っている様子を見ることが出来ます。別のショップでは、全体除去に特化したゲームが見られるかもしれません。全員がカウンターや全体除去を打ち尽くし、重く強い呪文がゲームを終わらせるまで3〜4時間かかることもあります(笑)
タイメタゲーム小話
もしあなたが、「タイナショナルズ2018で最も人口の多いデッキは何ですか?」と尋ねるならば私は「UWコントロールだ」と自信を持って答えることができます。 タイのプレイヤーは、タイのプレイヤーの多くがコントロールデッキを愛用していることを常に意識しています。
それを象徴するフレーズがタイMTGコミュニティには存在します。”คนไทยหัวใจคอนโทรล“(Kon Thai Huajai Control)意味は「Thai Player-Control at Heart」といったところでしょうか?よってタイのトーナメントは追加ターンが多いです(涙)もし、タイでMTGをプレイするならそれを頭に置いておいて頂けたら幸いです。
※先週末タイで深夜プレリに参加してきましたが、シャニンさんのおっしゃる通りコントロールはディミーアが1番人気でした。一方でボロスは余りまくり。
・直近の大規模大会:タイナショナルズ2018 参加者222人
-リンクより抜粋
プレイヤー、各ショップのオーナー、タイのMTGコミュニティが高い目標のために一丸となりました。新しい試みを含め、沢山のタスクが降り注いできましたが、幸いにもそれらが功を奏したのです。
タイナショナルズ2018の参加者は222人にも及びました!!!!
前年度の30%増しです。私個人な試算は4%増しでしたが、それを大幅に超えました。
まったくもって狂気的な人数です…しかし、最高にハッピーな狂気でした(笑)
・ジャッジ:タイ全国でアクティブなジャッジが6人
-リンクより抜粋
タイには6人のアクティブなジャッジと3人のセミアクティブなジャッジがいます。(実際にはアクティブではありませんが、デューティコールで呼ぶことが可能です)
私たちはSoutheast Asia 地域(以下SEA)に属しています。ここでジャッジカンファレンスが行われるたびに、常に4カ国以上の国からジャッジがそれに出席します。しかし、SEAのジャッジコミュニティは日本ほど大きくなく人もいません。そのため、GP等の際にはSEA内でジャッジを探し回ったりせずに外国人ジャッジを呼ぶことは珍しくありません。
4.GPバンコク2019に行こう!
ちょっと気が早いですね。まだまだ1年ございますので、頭の片隅にでも記録していただければ幸いです。
航空券
東京→バンコクの航空券ですが10月平均は年間平均より5000円安い41000円です。最安シーズンでは無いもののGWや年末年始に平均50000円を超えることを考えるとこの時期の開催は我々にとって幸運と言えるでしょう。LCC等を用いれば早めの予約で20000円強で購入できます。出張者も多いため、1ヶ月前には予約することをおすすめします。
ホテル
ホテルは正直な話ピンきり過ぎてなんとも言えません。一泊1000円からありますし、5000円も払うとラグジュアリーなホテルに宿泊できます。
広い部屋とキングサイズのベッド、朝食付きです。
食事
GPバンコクの会場がわからないのでなんとも言えませんが、バンコク市内であればだいたい1食300円から食べることができます。反面、海外旅行の時くらい豪勢に!という気概があればどこまでも豪勢に食事を楽しめます。
パッタイ-タイ風焼きそば。500円くらい。
基本的にタイ料理は日本人の舌にあっているかと思われますが、辛いものとパクチーが苦手な方は店員さんに一言うことをおすすめします。※実はイメージほど辛くないものやパクチーのないものも多いのですが、油断した頃にイカれます。唐辛子やパクチーはあとから取り除いたところで存在感は薄れません。
とにかく野菜とフルーツが美味しいです。エビと鶏肉もおすすめ!
私の一押しはネーム↓と呼ばれるタイのサラミです。酸味が効いており、タイのスッキリしたビールと非常にマッチします。
付け合わせの唐辛子や生姜と一緒に食べるので食感も楽しめる最強のつまみです。セブンイレブンで手軽に手に入るのも高得点!
タイのローカルブランドのブランデー「リージェンシー」も試す価値ありです。パイナップルから作られています。
タイ語には日本語に無い音が沢山あり、注文はほぼ100%通らないので指差しが板です。
観光地
バンコク周辺には多数の観光地が集まっていますので初日落ちの方も安心です。有名な涅槃大仏-ワット・ポーもバンコク市内にあります。
タクシーが安いので、多少無謀な動線の観光もできてしまうのもバンコクならではですね。
XXX産業
タイといえばXXX産業が有名です。このブログは健全な青少年や女性も多く読んでいるはずなので詳しくは裏Onogames-R18で。
5.終わりに
読んでいただきありがとうございました。皆様のお時間をいただけたことに感謝いたします。
OnogamesTシャツの写真で私の隣に写っている女の子もタイのキャバ嬢であったりとチーム立ち上げからこの国とは縁があったようですね。
GPバンコク開催の報が嬉しかったのもありますが、一人でも多くの方にGPバンコクへ参加していただきたくこのような記事を書かせていただきました。
来年のGPバンコクが好評であれば、再来年とは言わずも、定期的な開催が検討されるかもしれません。
また、シャニンさんの記事にもございますが、東南アジア地区は慢性的なジャッジ不足だそうです。プレイヤーではなく、ジャッジとしての参加も検討していただけたなら、幸いです。
GPバンコクが近くなりましたら、本記事の完全版のような記事を公開しようと考えております。それまでの間、頭の片隅にでも「10月」、「タイ」、「MTG」と記録しておいていただければ。
それでは1年後GPバンコクでお会いしましょう!
Onogames Ono