こんにちは。
こちらで記事を書くのは初めてになります、Onogamesの棚橋と申します。
チーム共々よろしくお願いします。
※BMOの記事より写真をお借りしております。
先日、横浜で開催されたBIG MAGIC OPENに参加してきました。
初日はスタンダード、2日目はモダンに出場しましたが、モダンの方で準優勝という好成績を収める事ができましたので、レポートを書かせてもらう事になりました。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。
使用デッキはWGドルイドです。
※WGドルイドは《献身のドルイド/Devoted Druid》と《療治の侍臣/Vizier of Remedies》のコンボによる無限マナエンジンを搭載したデッキです。コンボに特化した物から《集合した中隊/Collected Company》を採用した物、黒を足し応用力を向上させた物など様々なバージョンが存在します。
WGドルイド
土地
3《森/Forest》
1《平地/Plains》
2《寺院の庭/Temple Garden》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《幽霊街/Ghost Quarter》
3《廃墟の地/Field of Ruin》
クリーチャー
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
3《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《献身のドルイド/Devoted Druid》
4《療治の侍臣/Vizier of Remedies》
3《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
1《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3《改革派の結集者/Renegade Rallier》
2《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》
スペル
4《集合した中隊/Collected Company》
4《召喚の調べ/Chord of Calling》
サイドボード
3《流刑への道/Path to Exile》
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》
1《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1《無私の霊魂/Selfless Spirit》
1《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
私のリストで特徴的な部分は、3枚と多めに採っている《改革派の結集者/Renegade Rallier》とドミナリアから新加入の《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》でしょうか。
《改革派の結集者/Renegade Rallier》
このカードはとても器用です。2t目の《献身のドルイド/Devoted Druid》が除去された時に回収したり、土地攻めプランの際に追加の土地破壊になったり、《地平線の梢/Horizon Canopy》で追加ドローになったり、普通にマナブーストにもなります。
3マナ域には優秀なクリーチャーが多く、選択は非常に難航しましたが、上記の様に序盤から終盤までいつ引いても強い《改革派の結集者/Renegade Rallier》を優先して採用しました。
《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》
《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》は過去のリストの《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》と入れ替えでの採用となりました。
当日の朝、デッキリスト記入時に周囲の勧めで急遽採用しましたが、大活躍してくれました。
カンパニーから出せないという欠点はありますが、周りに呪禁付与は欠点を補って余りある能力です。ストームやヴァラクートは一度《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》を排除しないといけないため、相手からするとかなり嫌なクリーチャーでしょう。バーン相手にも減速を強いる事ができます。
このデッキでは《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》のためにパワー4以上のクリーチャーを準備することが難しく、通常の戦闘で勝ちを取りに行くプランの際にも《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》で良かった場面が多々ありました。
サイドボード
サイドボードはデッキ構成上、ほぼシルバーバレット戦略の1枚指しクリーチャーカードで埋まります。《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》はカードとして強いためサイドボードにも採用しました。対ストームの枠に《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》を採用した理由は、軽さを重要視したのと苦手な死せる生を意識したためです。(《叫び大口/Shriekmaw》に強い)
サイドボード後にコンボ特化にするかビートダウンプランにするかは相手のデッキの除去、ハンデス、カウンターの量で決めています。
ジャンドなどのBG系、青系コントロールなどは妨害手段が豊富でこちらのコンボが成就しづらいため、ビートダウンプランを採用します。その際には、《極楽鳥/Birds of Paradise》と《療治の侍臣/Vizier of Remedies》を少しずつ減らし、追加の《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》や《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons》をサイドインします。
コンボや親和、感染など一直線なデッキ相手にはこちらもコンボに特化します。その際には、《無私の霊魂/Selfless Spirit》や《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》など生物を守るカードを入れて《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》や《不屈の追跡者/Tireless Tracker》などの遅いカードを減らします。
本戦結果
スイスドロー9回戦
R1 GBトロン×○○
R2 死せる生××
R3 青スケープシフト×○○
R4 ジャンド○×○
R5 親和○×○
R6 ジャンド×○○
R7 エルドラージトロン○×○
R8 ジャンド○○
R9 親和○×○
8-1の1位通過!
ジャンド、親和は会場に多く、想定したメタ分布通りの当たりとなりました。
QF WUコン×○○
SF バーン×○○
PO ワークス××
最後は相手の場に《発明の領事、パディーム/Padeem, Consul of Innovation》がいる場面で《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》をプレイするというしょうもないミスをして負けてしまいました。マナを《漁る軟泥/Scavenging Ooze》に割き、追加で2回起動できていたらどうなっていたかはわかりませんが、負けを自分から手繰り寄せてしまったことは悔やまれますね。
デッキの改善点
実際にはほとんどの相手に対してコンボを敢行するので、《無私の霊魂/Selfless Spirit》等の守るカードを少し増やしても良いかもしれません。
先述した《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》は死せる生には強いですが、ワークス相手に全く効きません。最後サイドインしたけど直前で気付いて慌てて抜くというシーンがありました笑
メタゲームをどのように見るかサイドボードの枠を自由に決められるのもこのデッキの良いところだと考えています。私が選択した《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》もストーム相手には軽さと稲妻耐性で一長一短ですしね。
記事を書く時、どのように締めたら良いのかわからなくて困りますね…。
この記事を読んで、使ってみたいと思ってくれる方が一人でもいればいいなと思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
棚橋 雅康
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